

「若返りの秘薬」として、美容はもちろん、健康の回復や維持に最近注目されている治療です。プラセンタ注射液はヒト胎盤のエキスで、日本では50年も前から更年期障害や乳汁分泌不全、肝機能障害の治療に使われています。 マリーアントワネットや楊貴妃、クレオパトラも若さを保つために愛用していたと言われています。 プラセンタは多種のアミノ酸やビタミン・ミネラルの他、胎児を成長させるための各種の細胞増殖因子(HGF)を豊富に含み、特にそのHGFの働きで細胞を活性化し、新陳代謝や血行を促進して免疫力・自己治癒力を高めるため、肩こり・神経痛・筋肉痛・胃潰瘍・自律神経失調症・更年期障害・肌荒れなどに驚くべき効果を発揮し、最近は美白やアンチエイジング、アトピー性皮膚炎やアレルギーに対する効果も注目を浴びています。 また、プラセンタの成分はヒト胎盤抽出物で多種のサイトカイン・アミノ酸、ペプタイドを含有しています。ヒト胎盤を治療に応用しようと試みたのはロシアFILATOVがケロイド、関節の瘢痕性硬縮、手術後の内蔵癒着などの治療に冷凍胎盤を皮下に埋め込んで効果があることを見出したことが始まりと言われています。当時、満州医科大学の稗田教授はその組織再生能にヒントを得、戦後帰国して久留米大学病理学教授として各種の疾患にその臨床効果を検討しました。数千例を超える症例の結果、結合織増殖症、潰瘍症、アレルギー性疾患、老化現象など大別して5グループ70余りの難治性疾患に対して有効であることを知り、薬理学的にも組織再生が病態において促進されることも確認しました。 近年、分子生物学や免疫学の急速な進歩に伴い胎盤には多種の抗体が含有されており、受動免疫、抵抗力の増強、ウイルス性疾患への有効性が確認されています。原料となる胎盤エキスは血液中のcAMP(環状アデノシン燐酸)含有を増加させる作用があることが確認され気管支平滑筋を拡張する為、気管支喘息、慢性気管支炎、などにも用います。また、胎盤は睡眠の改善、神経衰弱や緊張によるめまい、悪夢、肉体疲労、貧血の改善、摂食障害などにも用いられます。その他中薬学では「紫河車」と呼ばれ、それ自体生命活力を孕んだ動物性生薬物で、明治時代に編集された「本草網目」に記載されています。 胎盤は気を益し、精を補い、血を養い更には美容効果作用があり、中国歴代皇帝に強壮、長寿、美容の秘宝として利用されてきた歴史があります。したがって胎盤の抽出物を主な成分とするプラセンタを用いることにより幅広い症状の改善に対し優れた効果が期待できるとされています。
美白、保湿、細胞の増殖再生、コラーゲンの生成、血行促進、抗酸化作用、抗炎症作用、抗アレルギー作用、免疫負賦活作用、アミノ酸補給、自律神経調整作用、内分泌調整作用、免疫賦活作用、基礎代謝向上作用、活性酸素除去作用、抗炎症作用、創傷回復作用、精神安定作用、強肝・解毒作用、妊婦の乳汁分泌促進作用、体質改善作用、血行促進作用、造血作用、抗突然変異作用、血圧調整作用、疲労回復作用、摂食障害改善作用。
ビタミンB1:糖質を分解しエネルギーにかえる働きをします。疲労を回復させ、脳や神経の活動エネルギー源となり、イライラをなくし、集中力をアップさせます。
ビタミンB2: 脂質や糖質の代謝を良くする。細胞の再生や成長を促進する。
ビタミンB6: たんぱく質の代謝をスムーズにし、免疫機能を正常に保ちます。
ビタミンC: コラーゲンの生成を促進し、メラニン色素の生成を抑えます。ウイルスや細菌に対して抵抗力を高める。
ビタミンB5:疲労を和らげ、代謝を向上させます。
ニコチン酸
(ビタミンB3) 皮膚や粘膜を正常に保ち、血行を良くする作用があります。
従来ビタミンの摂取は、1日必要最小摂取量を割らないようにすれば良いだけで、必要以上に摂取しても特に水溶性ビタミンは尿として排泄されるだけで、意味がないとされてきました。 しかし、アメリカのポーリング博士を筆頭にビタミンの大量摂取は、免疫力を高め、細胞を賦活化し生命力を向上させることが解明されてきました。長期に渡りビタミン大量摂取が勧められますが、早期に実感できる効能は具体的には肉体疲労時の栄養補給、風邪をひきにくい、だるさ、体力消耗、目がショボショボする、肩こり、腰痛、睡眠障害などの改善、美肌効果などがあります。 最近のサプリメントブームの中、経口では一度消化器官を通してしまうとビタミンの有効性が半減されるなどの、デメリットも否定できません。また、ビタミンの中でも脂様性ビタミンは過剰摂取による体内蓄積による弊害が一部報告されているようなので注意して摂取することが望ましいようです。 当クリニックで使用されるビタミンは全て水溶性を使用しているため安心して治療に臨んでいただけます。ニンニク注射という名前で以前からスポーツ選手や芸能人の間で愛用されてきました。ニンニクと言ってもニンニクその物が入っている訳では無く、ニンニクを摂取した様な成分摂取と注射時のニオイで、そう呼ばれています。また、ニオイは本人にしか感じられず数分もすれば注射をした本人さえ気にならなくなります。
平成17年1月の新聞報道で一部プラセンタ商品に関して新聞等で肝障害という内容の記事が掲載されましたが、製造メーカー側のコメントではプラセンタは肝障害の治療薬としても使用される薬剤であり過去にプラセンタで肝障害の報告はなく記事のような症例の因果関係は明確なものではないということです。 また、もともとこの患者様が長期内服されていた薬剤には抗生剤がありますが、こちらには明確に肝障害の副作用が記載されており、これらの因果関係については現在、情報収集中との報告がありました。
平成18年8月の新聞報道で、厚生労働科学研究班(血液事業部会安全技術調査会)から「ヒト胎盤由来医薬品の使用者は献血を控えるように」と、通達が出され、それが新聞に掲載されました。 しかし、プラセンタの薬液は製造過程で、胎盤の個々において核酸増幅検査(NAT)を施行し、B型・C型肝炎ウイルス、エイズウイルスが存在しないことを確認した胎盤のみを原料としております。 また日本赤十字社の感染症対策(狂牛病、クロイツフェルト・ヤコブ病等)に準じて胎盤を選択しています。 更に製造過程で121℃30分間の高圧蒸気滅菌を行い、ウイルス・細菌を死滅させる対策がとられており、加えて塩酸を使った高熱・加水分解を行っており、これでホルモンおよび蛋白質は分解されているのです。 ですからプラセンタ注射は日本で40年以上の歴史がありますが、この治療による細菌感染、ウイルス感染、狂牛病、クロイツフェルト・ヤコブ病の発症の報告は全くありません。

医療の世界はバイオテクノロジーの進展により大きな転換期に来ています。例えば遺伝子組み替え技術や生体移植医療など高度な医療が受けられるようになった反面、未知のリスクに備え、医薬品等について今まで行われてきた安全管理より、一歩踏み込んだ対応が必要になってきました。特に生物を原料とする医薬品等においては、その効果も大きく品質が患者に与える影響も大きいことから、特別に枠を設け、高度な管理を行うことになりました。 平成15年7月30日より、改正された「薬事法」と「安全な血液製剤の安定供給の確保に関する法律」が施行されました。このなかで生物由来製品及び特定生物由来製品が指定され、生物由来原料基準が制定されています。また、製品に由来すると疑われる副作用・感染症等が発生した場合、直接、厚生労働省に報告することが法制化されました。 生物を原料とした多くの医薬品が生物由来製品に指定され、医薬品としてのプラセンタも、「ヒト胎盤」を原料にしたものが特定生物由来製品となりました。 使用した原料について、きちんと記録を残しておくことにより、逆のぼって安全を確認することができる。製品の使用にあたって、その効果と副作用等のリスクについて医師からきちんとした説明がある、など。患者の側からすれば本来当然であるべきことですが、これらが義務づけられることによって、効果も高く、品質の安定した生物由来製品を安心して使用することができるようになった訳です。